次回の精華演劇祭 

精華演劇祭vol.14
第1回精華小劇場製作作品

2010年2月

精華小劇場では、「精華演劇祭vol.14」として、初の劇場製作作品に取り組みます。
これまで、「精華演劇祭」として、全国のオリジナリティ溢れる上質な作品を、さまざまな視点から紹介してきました。オープンから、丸5年を迎える今年度、関西の<拠点劇場>を目指す精華小劇場が、創造・発信の場所として、また新たな出会いの場所としての機能をより果たすべく、オリジナル作品を製作・上演します。

■企画趣旨
公立劇場の役割として、質の高い作品を紹介すること(従来の「精華演劇祭」)、舞台芸術への理解を深めること(「精華演劇学校」として開催しているワークショップや、「精華演劇祭」で行っているアフタートーク)に加えて、同時代の優れた作品を創造・発信することがあります。劇団では創り出すことの出来ない"他者"との出会いによる刺激的な作品を創造し、舞台芸術の魅力を再発見します。

演出は、大阪を拠点に世界的に活躍する劇団「維新派」主宰の演出家・松本雄吉氏。テキストには、京都を拠点にやはり世界的に活躍する劇作家・演出家で「マレビトの会」を主宰する松田正隆氏。松本氏、松田氏共に、既存の演劇の枠組を問い直し、常に実験的な作品を創作している第一線の演劇人であると共に、舞台芸術の社会性、私たちが生きる<現代>とどのようにコミットしていくのかを常に思考しているアーティストです。

松本氏は、従来取り組んできた「維新派」の方法論とは異なる、新しい舞台作品の創造に取り組みます。他人のテキストを演出したことがほとんどないという松本氏が、「今最もテキストを書いてみたい演出家は松本さん」という松田氏と、初めての共同作業を行います。たんに劇作家と演出家という関係で終わるのではなく、テキストと演出がさまざまなレベルで絡み合いながら創作が進んでいきます。昨年秋より断続的に創作に関するミーティングを開催。現在構想を練っているところです。

現代日本を代表する劇作家・演出家による初の共同作業によって、刺激的な舞台作品を生み出します。低迷し、閉塞する関西の小劇場にあって、この製作作品によって、舞台芸術の魅力を再発見し、状況を変えるきっかけとなることを目指しています。

□演出
松本雄吉

□テキスト
松田正隆


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