
2007年7月22日(日) 18時開演、精華小劇場
出演(50音順)
いのうえひでのり(劇団☆新感線主宰、演出家)
扇田昭彦(演劇評論家)
竹内佑(デス電所代表、劇作家・演出家)
深津篤史(桃園会主宰、劇作家・演出家)
司会
小堀純(精華演劇祭実行委員長、編集者)
はじめに / 演劇とダンスと歌 / 劇作家と演出家の出会い・ 俳優に期待すること / 精華演劇祭スペシャルへ向けて
はじめに
小堀 では、アフタートークを始めたいと思います。今日は、秋に行う本公演のプレイベントとして、パフォーマンスとリーディングを行いました。対照的な作品で、深津さんのがセピア色のお芝居だとしたら、竹内さんのは一昔前の、困ったからくりみたいなお芝居を賑やかにやっていただきました。今終わったばかりなんですけれども、本日はゲストとして扇田昭彦さんといのうえひでのりさんに来ていただいてますので、感想をお伺いしたいと思います。
いのうえ 「桃園会」と僕は、ほとんど接点がなくて。あまりにこう、かけ離れた世界なので。竹内君の芝居の方は何度か観てて。まぁ、賑やかな感じで。
竹内 賑やかであればいいなと。
小堀 竹内さんは、いのうえさんの演出助手をされたのは、去年ですか?
竹内 はい、去年の夏に。
小堀 演出家として竹内さんに成長ぶりがあれば。
いのうえ そうですね。いや、あの元気がいいのはすごく感じるんですけど、なんと言うかな…。どこに向けてやっているんだろうというのが。対象がね、ちょっとぼやけてるんじゃないかなぁという気がします。「デス電所」の芝居を観ていて、いつもなんとなくそう思うんですが、闇雲な方向に向かって走るのもまた魅力なのかもしれないですけど、"楽しませる"パフォーマンスを目指しているのならば、もうちょっとターゲットを明確にして、どこに向けてやられているのかが判ればいいかな、と思いますね。
小堀 いきなり厳しいご意見が出ましたけれども。
竹内 いえいえ。そうですね、確かに僕がターゲットにしているお客さんは、全員、僕なんです。お客さんが全員僕やったら、多分大喝采やと思うんです(笑)。
一同 (笑)
いのうえ それはすごく感じる。多分それプラス"僕の友達"位まで広がると。
小堀 扇田さんいかがですか?
扇田 私は、深津さんの作品は『うちやまつり』や、今年AI HALLでやった…、
深津 『月ト象ノ庭、或いは宵の鳥、三羽』。
扇田 を、拝見しています。深津さんの作品は、大変好きなんですね。非常にこう、男女の、と言うんですかね、人間の濃密な、運命的でかなりエロティックな関係があって、よく分からないところをきちんと残しておく、最後まで観てもよく分からないんだけれども、それが魅力を掻き立てられるようで、大変面白いと思っております。竹内さんのは、申し訳ないんですが、私は生で観た事が無くてですね、DVDを4本ほど送っていただきました。ちょっとユニークな世界だなと思って面白かったです。基本的に、非常にダークと言いますかね、暗い話だと思うんですよね。自殺だとか動物をお仕置きするとかですね、そういう暗い話と、非常に元気のいい歌と踊りでつないでいてですね、普通ありえないような感じですよね。非常にこう、閉塞感のある世界と、ものすごい現実感があるダンスが一緒になってる。そういう結びつきはほとんど観た事が無い。このミスマッチというか、この一体化しているのがとても面白いといいますかね。








